Brain Linkage株式会社とは

ブレインリンケージは、PET薬剤製造業務支援に加え、高度な脳画像解析を通じて、脳画像のスペシャリストおよび認知症専門医と連携し、遺言能力鑑定や生前鑑定意見書の作成といった医療鑑定のサポートも行っております。

PET薬剤製造業務では、長年の経験と実績を積み重ね、高いクオリティで支援させていただき、画像解析では、アルツハイマー病をはじめとする認知症の診断は、あくまで問診や神経心理検査などの臨床症状に基づくものです。

神経心理検査の再現性は必ずしも高くなく、受ける方の気分にも左右され、さらには学習効果など検査成績にその他の要因の影響が反映されてしまうおそれがあります。このため、臨床所見を補う意味で客観的な脳の画像診断が必須の検査となっています。

CTやMRIなど構造をみる画像検査は認知症の早期診断や鑑別診断、および疾病の進行評価に役立ちます。

遺言能力鑑定

一方、PETやSPECTなど脳の機能をみる画像検査は分子イメージングとして発展を遂げており、早期診断や鑑別診断,治療効果の判定、さらには予後の判定にも役立ちます。

これらの画像診断は、目で判断することが基本ですが、微妙な変化を捉えるには、コンピュータを用いた画像解析が役立っています。

2015年に最高裁判所が公表した調査によれば、遺産分割調停事件の32%が相続財産1,000万円以下、43%が1,000万円超5,000万円以下の事案となっています。

こうしたデータからも、相続に関するトラブルは決して他人事ではなく、遺言書の効力を巡る紛争を防ぐことが、ご家族の円満な関係を保つために重要であると考えております。

私たちの遺言能力鑑定は、遺言書の効力を争う可能性がある場合だけでなく、生前に行う鑑定により、ご家族の安心と信頼をサポートいたします。

さらに、没後の遺言能力鑑定についても、追加意見書の作成を基本料金に含めており、責任を持ってご対応させていただきます。

豊富な経験と高い専門性を活かし、皆さまの大切なご家族の将来に貢献できることを心より願っております。

顧問鑑定医

松田博史先生

福島県立医科大学生体機能イメージング講座主任教授
脳神経疾患研究所附属創薬サイクロトロン研究センター所長
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター放射線診療部非常勤医師

プロフィール

専門領域:脳画像解析、脳核医学
所属学会:日本医学放射線学会、日本認知症学会、日本核医学会
資格:放射線診断専門医・指導医、認知症専門医、PET核医学認定医、第一種放射線取扱主任者

昭和54年金沢大学医学部卒。昭和58年金沢大学大学院医学博士課程修了。昭和59年から1年間、モントリオール神経学研究所研究員。
帰国後は、金沢大学医学部付属病院核医学診療科、助手から講師。
平成5年、国立精神・神経センター武蔵病院放射線診療部長、平成16年埼玉医科大学国際医療センター核医学科教授。
平成24年6月より、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター脳病態統合イメージングセンターセンター長、現在に至る。
埼玉医科大学国際医療センター核医学科客員教授、東北大学客員教授。
「VSRAD」(ブイエスラド)MRI画像を解析して脳の萎縮度を調べるソフトウエアの開発者

【主な編著書】
「認知症イメージングテキスト、画像と病理からみた疾患のメカニズム」(医学書院)
「こう読む認知症原因診断のための脳画像ー内科系と脳外科の診断流儀ー」
(ぱーそん書房)
「ここが知りたい認知症の画像診断Q&A」(harunosora)
「最新脳SPECT/PETの臨床」(MEDICAL VIEW)
「核医学を考えるSPECT/CT」(WILERY-BLACKWELL)

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